「また」「どこかで」

東北関東大震災とか、それにともなう就職活動の延期とか、
そういうものに目が向いていたこともあり、あまり意識していなかったけれど、


気がつけば明日は先輩方の修了式。

明後日には後輩達の卒業式。

4 or 5 years

今日、サークルを卒業する方々へのメッセージを書いた。
先輩達とは5年間、後輩達とは4年間という比較的長い付き合いだった。


すらすらと思い出が綴れる人も入れば、
なかなか一般的なことしか書けない人もいてちょっと苦労したけれど、

総じて、この充実した大学生活を送れたのはまぎれも無くこの人々のおかげ。



拙くはあっても、手を抜かずに書ききった。

ある先輩とは

そこまでプライベートに関わったりもしなかったけれど、
個人的に勝手に慕っていた先輩もちょうどメッセージを書きにきていた。

早く書かねばと必死だったのであまり言葉を交わすことも無かったけれど、
久々だったので嬉しかった。

先輩が大体書き終えて帰ろうとしたとき、

僕:「あ、お疲れさまです。」

先:「お疲れ。じゃあまたどこかで。」

と、さらりと挨拶をした。

「また」とは「いつ」か、と思いながら、挨拶をした。

また

確かに、よく考えてみればこの卒業、修了でもしかしたら二度と会わない人もいるのかもしれない、と思うと何か不思議な感じがした。

これは去年にも感じた感覚だけれど、
なにか今年は違う。

去年は、ほんとに会えるのかな、遠くに住んでいたらどうしよう、
そもそも連絡先とかわからないかも、なんて思っていたりした。



でも、今年はそんな気はしない。

会おうと思えばいつでも会えると。

去年に比べて「また」をすぐにつくりだせる気がした。



それはたぶん、
この一年で既に卒業して全国に散った同期と何度も会っていたり、
twittermixiなどで逐一存在を感じられていたからではないかと思う。

どこかで

最近、中学の同期や高校の同期がどこで何をして活躍している、とかを耳にする機会も多い。

その度、なんだか自分も元気をもらえる。




今回卒業する人たちも、とても素晴らしい人たちばかり。

きっと、

これから日本に限らず世界中で活躍するに違いない。


そういう人たちと細々でも縁が繋がって、

時々一緒にお酒を飲みながら、

その人達の活躍を自分のように喜べるのは、


とても贅沢ではないかと思う。





皆様、

ご卒業おめでとうございます。